枯れ木に花を咲かせましょう

晩秋の上高地 (5/5)

11月1日朝6時過ぎの小梨平、今朝も快晴の空です。


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穂高の黎明、木々の霜が寒々としています。


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西穂高岳周辺が朝日を浴びて赤く染まります。
美しいモルゲンロートです。


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西側に目をやると焼岳も頂上が朝日で輝いています。


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あっという間に奥穂高岳も赤く染まりました。


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小梨平はまだ眠りから覚めませんが、ちょっと背の低い明神岳にも陽が射しだしました。


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梓川に川霧が立っています。
水温も零度近いのでしょうけど、気温がマイナスである証でしょうか。


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河童橋上から、寒々とした上高地ですが穂高岳は暖かい装いです。


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こちらも同様、寒さと暖かさが混在しています。


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座面に霜の降りたベンチが寒さを示しています。
河童橋には早起きの人が一人二人。


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焼岳はもうすっかり目覚めていますが、梓川はまだ川霧が立ちスリープモードです。


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爆音で見上げると岳沢上空でヘリコプターが旋回しています。
山岳警備隊のヘリのようですが誰か滑落したのでしょうか、捜索しているように見えます。


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バスターミナルもまだ目覚めていません。


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バスターミナル観光センター2階の食堂で熱いコーヒーを飲みながら一番のバスを待ちます。
インフォメーションセンター屋根越しの穂高と明神が見送ってくれているようです。


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新島々行きの一番バスが入線しています。


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7時50分発の新島々行きに乗り込みます。


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バス車窓からの大正池と穂高岳。
さらば、穂高よ。


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そして焼岳もさらば、また会おう。


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松本駅2階西側はアルプスビューです。


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特徴ある三角尾根の常念岳はじめ、槍ヶ岳、後ろ立山連峰の鹿島槍ヶ岳など見渡せます。

松本からワイドビューしなの号で名古屋へ、そして広島への帰路につきます。
突如思い立って訪れた上高地、残念ながら登山道閉鎖で焼岳には登れませんでした。
しかし好天気に恵まれて素晴らしい晩秋の上高地と山岳風景を楽しむことができました。










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  1. 2017/11/07(火) 10:00:00|
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晩秋の上高地 (4/5)

小梨平は上高地の中で私の一番のお気に入りの場所です。
若いころ奥穂高岳登山で上高地に入り初めて泊まったのが小梨平でした。
9月の秋霖の季節、冷たい雨がしとしと降る小梨平に着いたのは夕刻。
友人2名と来てテントも持っていましたが、ケビンに泊まることにしたのです。
ケビンと言ってもバンガローで半世紀前の話ですから、一部屋に2段ベッドが2つの質素なものでした。
それでも快適に過ごせて、翌日涸沢に出発しました。
懐かしい思い出です。


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小梨平食堂の川沿いにベンチがあって眼前の明神岳と穂高連峰が望めます。
観光客のざわめきもなく、静かに雄大な山岳風景を楽しめるのです。


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この日の上高地は晩秋の小春日和。
防寒装備ですから午後の斜光でも陽が射せばいつまでもベンチに座って居れます。


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小梨平のセンターストリート。
カラマツの落葉が絨毯を敷いたようになってます。


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南側にはカラマツ林の間に六百山。


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北側には明神岳と穂高が迫ります。

森のリゾート小梨の営業は11月4日まで、11月5日10時以降はケビンも食堂もすべて閉鎖されます。
営業終了間際の10月末、30棟ほどあるケビンやバンガローも夜に灯りのあるのは数棟だけ。
この時期が小梨平も一番良いと思います。


そろそろ観光客も少なくなる午後の上高地、もう一度散策に出かけます。


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爆音がするので見上げると、奥穂高岳頂上付近を荷揚げのヘリコプターが飛んでいました。
昔は山道で重い荷を担いだ歩荷をよく見かけましたが、今はヘリコプターが主役です。


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河童橋の観光客はまばらになりました。


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16番目の国民の祝日「山の日」制定記念碑です。
2016年8月11日にここ上高地で皇太子ご一家を迎え記念式典があったと記されています。


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バスターミナルです。
平日の今日は観光バスが乗り入れ可能なため、路線バスの利用者は少ないです。


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バスセンターの観光センター2階食堂の採光窓に映る奥穂高岳。


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観光センター隣のインフォメーションセンターです。
玄関横に登山相談所があり、上高地から登山する者はここに登山届を提出します。
「焼岳登山不可能」の張り紙もここに貼ってありました。

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インフォメーションセンターの中の情報掲示板です。


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こんな情報も。


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そしてこんな情報も。

なかなか親切です、手書きの力作ですね。
しかしよく見ると ©上高地インフォメーションセンター とコピーライトマークが入っています。
このような事実の伝達にすぎない雑報も著作権保護対象でしょうか…。
もしこの写真が著作権を侵害しているなら削除します、コメントでご一報ください。


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午後3時40分、焼岳頂上に沈まんとする太陽。


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午後4時前、河童橋に人影がなくなりました。
好きですね、誰もいない河童橋。


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夕陽の残照に輝く穂高ですが、河童橋付近は陰り一気に寒さが襲ってきます。


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小梨平がちょうど陽射しと陰りの境界点、カラマツが長い影を落としています。


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影の動きは早く、風景をどんどん黒いベタ塗にしていきます。


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山は早寝早起きが鉄則、今日も夕食を摂り早寝とします。
晩酌は地酒の「酔園」、好きな辛口「大雪渓」が小梨平食堂売店の店仕舞前で売り切れでした。
この酔園もやや辛口で旨い酒です。
ラベルには奥穂高岳や霞沢岳、槍ヶ岳などいろいろな山名がついてますが同じ酒です。
私は奥穂高岳を選びました。

「私の山は、穂高だけである。ただ穂高だけである。」
(井上靖/『槍、穂高連峰』より)










  1. 2017/11/06(月) 10:00:00|
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晩秋の上高地 (3/5)

インフォメーションセンターから梓川左岸を下流に向かって歩きます。


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中ノ瀬園地からの穂高岳と明神岳です。
もう何も遮るものはありません。


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田代橋から、明神岳の存在感が大きいです。
奥穂高岳と前穂高岳を結ぶ吊尾根のアークが美しいです。


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帝国ホテル越しに見る奥穂高岳です。
青い空と白い穂高と赤い屋根、美しいアルペン風景です。


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中千丈沢押し出しの焼岳、早朝とは違い温かみを感じます。


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中千丈沢の流れに影を映す焼岳。


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大正池です。
「無風なら池に映る穂高も美しかったのですが…」、
隣のNikonF3(フィルムカメラ!)で撮影している同年輩の人に話かけると、
「この時期にこんな好天はめったにありませんよ!」と返されました。
そうですね、贅沢言ってはいけませんね。
地元、沢渡の人でした。


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今年も東京電力が大正池の浚渫作業をやっています。
浚渫作業船に付属する揚錨船が走り回っています。
この美しい自然には不釣り合いなのですが、
浚渫しないと大正池が埋まってしまうとあれば仕方ないですね。


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大正池の水面に影を映す焼岳。


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河童橋へ戻る途中にもう一度中千丈沢押し出しの焼岳。
山麓のカラマツの黄葉がきれいです。


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この時間は川面にも太陽光線が届き、透き通る梓川です。
源流を槍ヶ岳に発して大正池から安曇3ダムを流れ下り、松本盆地で犀川と名前を変えます。
犀川は古戦場で有名な川中島付近で千曲川と合流し、千曲川は新潟県に入って信濃川となります。
信濃川は新潟市で日本海へと注ぎ長い旅路を終えます。
この上高地では清冽な流れを見せています。
人の住んでいない源流から滔々と流れる水はかくも美しいのかと感嘆の声を漏らします。


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午前10時半の河童橋です。
今日は平日ですので観光バスが上高地まで乗り入れてきます。
この時間からぼちぼち上高地は混雑してきます。


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河童橋から梓川上流方向に向かって歩くと清水橋という小さな橋があります。
清水川という小さい川にかかる橋ですが、ここを渡って小梨平に入ります。


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小梨平の梓川左岸です。
ここまでくれば観光客はいなくて静かです。


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小梨平食堂で昼食を摂り一休みします。








  1. 2017/11/05(日) 07:41:24|
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晩秋の上高地 (2/5)

31日の朝6時、ケビンの外に出てみました。


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雪は止んでいましたが路面は凍りついています。


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小梨平から梓川越しに見る穂高連峰は雲の中です。
青空の下の冠雪の穂高岳を期待していたので少しがっかりです。


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ケビンにいても仕方ないので、朝飯前の運動に梓川沿いを歩きます。
河童橋から見る焼岳方向は少し明るい空です。
南西を見ているわけで、もう少し時間が経つと晴れるかもしれません。


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穂高連峰が見えないと河童橋はなんのとりえもない橋ですね。


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中ノ瀬園地から梓川沿いのカラマツがきれいです。
黄葉は見頃を過ぎていますが、まだ葉は落ちずに残っています。


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中千丈沢押し出しからの焼岳です。
西の空が青空になってきました。
晴れそうな雰囲気になってきたので小梨平に戻って朝食にします。
大正池からバスに乗りますが、往復切符の帰りの切符を見せると上高地方向へは無料で乗れます。
そんなこと初めて知りましたが、来るときのバスの運転手が教えてくれました。
しかしこのとき乗ったのは平湯温泉から来た濃飛バスで、私の持ってる切符はアルピコのでしたけど良かったんでしょうか?


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8時半前、小梨平食堂で朝食を食べていると、窓越しに青空と奥穂高岳が見えてきました。


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食事を終えて外に出ると青空に冠雪の穂高岳がきれいです。
小梨平からの穂高岳は河童橋からより近いので迫力があります。
左側の西穂高岳と右側の明神岳にガスが懸ってますが、奥穂高岳はすっきりと見えます。


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河童橋から冠雪の焼岳です。


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穂高岳あってこその河童橋。
上高地お約束の一枚です。


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バスターミナル横のインフォメーションセンター登山相談所に貼ってあったお知らせ。
10月31日(今日です)から焼岳登山は通行不可となっています。
英文で雪崩を避けるため登山道の梯子を外すからとなっています。
ここでも外国人には優しいのですね、日本人には「焼岳登山不可能」だけですから。
本当に梯子を外された気持ちです。

仕方ないので上高地を歩き回ってのんびりすることにします。







  1. 2017/11/04(土) 08:00:00|
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晩秋の上高地 (1/5)

台風22号の後、10月31日あたりが好天気のようなので急遽上高地に行ってみました。
2013年10月31日に上高地ルートで焼岳に登りましたが、もう一度焼岳に登りたくなったのです。
上高地からの登山ルートは11月初旬に仮設の橋や梯子が撤去されます。
2013年も撤去直前の滑り込みセーフでした。
今回は行ってから判ったのですが、10月31日に撤去ということで結局登れませんでした。

2014年10月29日にも上高地を訪れて、オールドアルペンルートの徳本峠からジャンクションピークまで登ってます。
なので今回は3年ぶりの上高地です。


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台風一過の30日朝に、さくら号で広島を出発します。
ジパング倶楽部ですが、さくら号は座席指定がとれませんでした。
閑散期の平日に満席です。
ジャパンレールパスのせいですね。
JR全線とJRバス、JRフェリーがフリーパスで乗れるチケット。
普通車用で7日間乗り放題が29,110円、14日間46,390円、21日間59,350円、驚きの安さです。
訪日客誘致政策と言ってもちょっと優遇しすぎじゃないでしょうか。
そして一番の問題は在来線特急・新幹線(「のぞみ」「みずほ」を除く)が無制限に予約可能なことです。
時間が重複しなければ、同じ区間を同日に数本、または毎日数本予約を取ることができるそうです。
予約窓口で10本とか予約を取る外国人もいて窓口は大混雑です。
そして乗らない予約のほうが多いのですが、それはキャンセルせず放置する始末です。
日本人客は大迷惑ですし、JRも空席を抱え込むわけで損失です。
腹ただしい限りです。

どうにか自由席に座れて新神戸で東京行きのひかり号に乗り換えます。
ひかり号は指定席が取れてました。
新神戸でさくら号からひかり号に乗り換えるというアイデアは乗換案内ジョルダンで初めて知りました。
最近のJR西日本お出かけネットではJR他社のローカル駅を指定しての検索ができません。
乗換案内ジョルダンではそれができるのです。
そしてもっと優秀なことは「ジパング検索」の項目があることです。
これは便利です。
新幹線「のぞみ」「みずほ」を除いた検索ができますし、ジパング運賃、ジパング非適用期間など知らせてくれます。
有料ですけど試用で15日間使えます。
メールアドレスを変えれば何回でも試用できるかもしれません。


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松本駅に着き、アルピコ(松本電鉄)に乗り換えます。


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前回はなかった乗車案内のモニターが設置されてました。
アニメ画の女性の名は淵東なぎさ、上高地線のイメージキャラクターだそうです。
スピーカーが気に入りました、JBLのControl One ですね。
JBL ではそう高いスピーカーではありませんが、PA用スピーカーならもっと安いものもあるのでしょうに、
JAZ好きには堪りませんね。
これ車両一両に8か所も設置されてました。


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30分ほどで終点の新島々駅に到着しました。
自販機にもこの淵東なぎささんが描かれています。


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新島々からはアルピコのバスに乗り換えです。
上高地までは1時間15分ほどですが、バスが少し遅れて、上高地バスターミナルに着いたのは17時20分でした。
上高地で泊まるのはいつも「森のリゾート小梨」のケビンです。
上高地温泉ホテルなどに泊まってみたいのですが、一人では予約が取れません。
一部屋二人からという制限が多いのは日本独特のシステムですが、一人旅には厳しいですね。

上高地は雪が降ってます。
電光気温計は-2℃を表示してました。
アルプスの山々に囲まれた上高地は日暮れが早いです。
レインコートを着てヘッドランプの灯りで小梨平まで歩きチェックインします。
森のリゾート小梨の食堂はラストオーダーが17時30分、間に合いませんでした。
もう何度も泊まって分かってましたので、夕食は持参しています。
売店はまだ開いてますので、ワンカップの地酒と追加の食品を買い込みました。
ケビンには3口のビルトインガスコンロがあり、調理用品、食器すべて揃ってます。
蛇口からは熱い湯も出ます(混合水栓ですが、お湯側に一杯回すと熱湯が出るので火傷に注意です)。

ストーブの暖かい部屋で食事も終えて一段落。
早々に寝ることとします。
明日は晴れると良いのですが…。








  1. 2017/11/03(金) 12:00:01|
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プロフィール

花咲か爺

Author:花咲か爺
日記帳はいつも最後まで書いたことがなかったし、ウェブログも二度開設したが続かなかった。
三度目のブログにトライで、時折々の雑事を書いて続けられたらよし。
枯れ木も山のにぎわい、花咲か爺が「枯れ木に花を咲かせましょう」。

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