昨日5日は好天気でしたので、久しぶりに宮島の弥山に登ってみることにしました。

宮島口の桟橋はもう新しい方が供用開始されていました。
しかし、渡橋の屋根は仮設のものですし、浮桟橋上の設備も未完成で変則的な供用のようです。

海の上は気持ち良いですね。
宮島桟橋までわずか10分の航行ですけど、瀬戸内海の潮の香りが爽快です。

ちょうどいま干潮時でC.D.L+1m以下でしょうか、大鳥居まで人が歩いて行ってます。

今日は多宝塔コースで駒ヶ林を先に登りますので、大鳥居と社殿の間をショートカットして行きます。

多宝塔は社殿の出口を出たところにありますが、社殿を通ると300円入りますし、
山側に迂回すると土産物屋や露店が煩わしいので、登山目的なら干潮時が良いですね。

寶物館の横を上がると多宝塔があり、その横の登山道を登っていきます。
宮島弥山は獅子岩までロープウェイを利用して行くこともできますが、登山コースも何通りかあります。
観光協会が正式に案内しているのは「もみじ谷コース」、「大聖院コース」、「大元コース」の3本です。
もみじ谷コースがもっともポピュラーですが、この3コースはいずれも谷を登るコースです。
よく整備されていて石段も多く、逆に言うと登山としては面白くないと感じる人もいると思います。
この他にはちょっとマイナーなコースですが、「博奕尾コース」、「四宮コース」、「多宝塔コース」があります。
この3コースはいずれも尾根を登るコースです。
この日、多宝塔コースにしたのは冬場で日差しのある暖かい尾根筋を歩きたかったのと、
視界の開けた尾根歩きで、素晴らしい眺望を見たかったのです。
このコースではまず弥山の隣峰の駒ヶ林に登ることになります。

大鳥居を見下ろします。

高度を上げていくと遠く広島市内も視界に入ってきます。

写真を撮りながらゆっくり歩き2時間ほど、駒ヶ林の頂上に立ちました。
お隣の峰は弥山です。

弥山左方向の東側には広島市内と安芸小富士のある似島が見えます。

南側は瀬戸内海の島々と、霞がなければ四国連山が望めます。

南西側は岩国市でちょうど2つの峰の間に米軍の岩国基地が見えます。

駒ヶ林(509m)の頂上は岩場でお椀を被せたような花崗岩が露出しています。
岩の上で弁当を広げて昼食を摂り、暖かい陽を浴びて寝転がります。

駒ヶ林から弥山へは少し下って大元コースに合流し、スさらに下って谷の鞍部から登り返します。
尾根まで登ると大聖院コースとの合流点で、大聖院の仁王門があります。

弥山頂上に到着です。

早速頂上休憩所の展望台に上ります。
右の大きな岩の天辺が弥山頂上(535m)です。

左下にロープウェイの獅子岩駅が見えます。
あそこからは30分でここまで登ってこれます。

少し左に視線を向けると広島市内方向で、遠くには中国山地です。

さらに左に向けると眼下に宮島海峡です。

南側は瀬戸内海の島々と大型船の航路です。

西側には先ほどまでいた駒ヶ林頂上の岩肌が見えます。

帰りはもみじ谷コースを下り、海抜ゼロまで降りると潮位は上がっていて、大鳥居が海の上でした。

宮島登山の帰りに必ず立ち寄るのは、もみじ饅頭の「藤い屋」です。

焼きたてのもみじ饅頭と熱い煎茶で一服します。
熱々の饅頭と美味しいお茶は疲れた体を癒してくれます。
家では日本茶を飲みませんが、ここでのお茶はコーヒーより美味しいです。
これ、税込み150円ですけど、値打ちありますね。
宮島の商店街通りにはもみじ饅頭屋がたくさんありますが、藤い屋が一番落ち着きます。

いま歩いてきた駒ヶ林と弥山を見送りながらの船上です。
ダラダラゆっくりと歩いたので、帰りのフェリーは16時10分の出航になってしまいました。
たかだか500mの山ですが、海抜0mからの登りですので侮れません。
そして久々の山行で足が重かったです。
この冬の汗をかかない気候のときに、少しトレーニングをしておかないと夏の白山の長丁場は登れないかも…。
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- 2017/01/07(土) 17:57:24|
- 山
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| コメント:4
天気が良くて気持ち良い登山でした。
近くの山では宮島の弥山が最も眺望に優れています。
弥山からの瀬戸内海の風景は素晴らしいですよ。
焼きたてのもみじ饅頭は宮島でしか食べることができません。
- 2017/01/07(土) 22:28:08 |
- URL |
- 花咲か爺 #MDo56pwE
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山歩きも楽しいですが、瀬戸内海の船旅も楽しいです。
弥山登山では、その両方が楽しめます。
宇品港から島嶼部に通うフェリーは、
安い旅客運賃で瀬戸内海の船旅か楽しめます。
七尾湾も昔は能登島へ通う船がありましたね。
- 2017/01/07(土) 22:42:12 |
- URL |
- 花咲か爺 #MDo56pwE
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