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枯れ木に花を咲かせましょう

京都 妙心寺・伏見稲荷・中書島界隈・東福寺

栂ノ尾からJRバス京都駅行きに乗り、仁和寺で途中下車します。
仁和寺から花園妙心寺北門まで徒歩で10分かからないくらいです。

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妙心寺は臨済宗6000寺の中で3400寺の末寺を抱える最大の宗派です。
境内塔頭38院、境外塔頭10院と塔頭寺院も多数で、石庭の竜安寺も境外塔頭の一つです。
境内は多数の塔頭寺院を抱えるため広大な敷地になっています。
またこの境内の道路は近隣の人の生活道路にもなっています。
幼少のころ、この妙心寺門前の親戚の家に預けられていたことがあり、私には忘れられない場所です。


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妙心寺本山の方丈の庭です。
拝観はここ方丈で申し込みます。


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妙心寺の伽藍は三門、仏殿、法堂、方丈と一直線に並びます。

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法堂天井には狩野探幽作の雲龍図があり、八方睨みの龍とも呼ばれています。
法堂内部は明智風呂とともに500円で拝観できますが、残念ながら雲龍図は撮影禁止です。
仕方ないので、案内板の雲龍図を写しておきました。


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明智風呂です。
明智光秀を弔うため、江戸時代に建立されたそうです。


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JR花園駅です。
ここからJR奈良線の稲荷駅に向かいます。


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JR稲荷駅を出るとすぐ伏見稲荷入口の鳥居があります。
鳥居の奥は立派な楼門です。
ここは京都では外国人観光客に一番人気がある観光地だそうで、日本人より外国人のほうが多いように見えます。


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狐は稲荷神社のシンボルですね。


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千本鳥居、右が往き左が復りの一方通行です。


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この朱色の鳥居の中を歩いているとなぜか気持ちが明るくなってきます。


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とにかくこの稲荷山内はあちこち鳥居だらけです。
大小併せて1万基以上の鳥居が立っているそうです。

稲荷山の最高地点一ノ峰まで行こうかと思いましたが、標高233mと聞いてあまり気が進みません。
他に行く予定もあるので止めておきました。
回れ右!です。


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これが本殿です。
一応お参りしておきました。


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絵馬の代わりでしょうか?鳥居がかけてあります。
いろいろ願い事を書いてありますね。


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楼門のお狐様に見送られて稲荷大社を出ます。

今度は京阪電車の伏見稲荷駅から京阪中書島駅まで行きます。


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中書島駅から伏見の街中へ。
運河が水の街伏見を表わしています。


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まずは寺田屋。
寺田屋事件や、坂本龍馬が難を逃れた場所でもあります。


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事件当時の船宿は焼失してこれは再建されたものだそうです。
なんと今も宿泊できるようです。


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酒造場のほうへ行ってみます。


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大倉という表札が掛っていました。
そうですね、大倉酒造、月桂冠ですね。


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運河沿いに酒造場の裏を歩いてみます。


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十石船です。
いまは観光用ですが、昔は重要な運搬手段だったのでしょう。


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なかなか風情のある街並みでした。
月桂冠で試飲といきたいところですが、酒はやめましたのでさっさと引きあげます。

まだ帰りの新幹線には時間が早いので、京阪電車鳥羽街道駅で降りて東福寺に行ってみることにします。


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東福寺は京都駅から来るとJR東福寺駅で降りますが、それはいわゆる裏参道です。
京阪鳥羽街道駅から来ると表参道で、勅使門の横のこの六波羅門から入ります。


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六波羅門を入ると立派な三門が目に入ります。
国内最古の三門と言われ、国宝になっています。


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三門の後ろには仏殿があります。
普段は仏殿内部を参観できませんが、格子戸の間から見ることはできます。


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仏殿天井に描かれている蒼龍図です。
堂本印象がわずか17日間で書き上げたもので大迫力です。
禅寺はどこも龍の天井画がありますが、私はこの堂本印象の蒼龍図が一番好きです。


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東福寺は通天橋からの紅葉が有名ですが、今日はちょっと違う角度から見てみます。
この先にあるのは臥雲橋と言い、通天橋から洗玉潤の下流にある橋です。


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橋は重要文化財ですが一般道路です。
車は通れませんが自転車や歩行者は自由に通行できます。


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この橋から逆に通天橋を見上げるわけです。


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洗玉潤の紅葉は通天橋から見下ろすより、臥雲橋から見上げるほうが絵になると思うのですが…。
拝観料がいりませんしね。

ぼちぼち予定時間になりました。
JR東福寺駅から乗って京都駅に向かい、広島まで帰ります。
京都はいまオンシーズンですが、紅葉もちょっと早めに観ると観光客も少なくて良いです。








  1. 2016/11/10(木) 06:00:00|
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海上神殿

昨日が満月だったので今日、明日あたり大潮の満潮かと潮汐表を見てみました。

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今日の満潮は 10:15 4.00m です。
瀬戸内海でも干満差が大きい広島ですが、4m以上の満潮位は年に数回しかありません。
天気も良いし、宮島に出かけてみました。


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しばらく来ないうちに、宮島口桟橋では埋め立ての工事中でした。
フェリー桟橋も位置を変えて営業しています。


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宮島フェリーはJRと松大汽船の2社が運航しています。
どちらに乗っても料金は一緒ですが、往路はJRのほうがお奨めです。
航路が大鳥居に近く、船から大鳥居と社殿を見ることが出来ます。
特に大潮の満潮時は大鳥居にさらに近寄ってサービスしてくれます。


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時刻は9時半、もうかなり潮があげてきています。
早速300円払って中に入ります。


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海に浮かぶ社殿の様に見えますね。


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海中から立ち上がる灯篭も優雅です。


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なんと石船です。


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隅々まで海水が回り神社全体が船のような気がします。


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廊下の床の天端が4mだと神社の人が言ってましたが、板の下端は浸かってるようです。


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ついに板の隙間から飛沫が吹き上がってきました。


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革靴なんかはいてる人は走って逃げています。


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もう参観受付は中止したようで誰も後から来ませんが、外人さんが戻ってきて水の廊下で記念撮影です。
神社の警備員は苦虫を噛んでます。


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おみくじ売り場も床上浸水、開店休業ですね。


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神社関係者がいるだけで、もう観光客は誰もいません。
海上神殿を独り占めです。


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床上浸水の厳島神社を予想して見に来たのですが、長靴を履いてきて写真を撮っている人がいました。
上には上がいるものですね。


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私が出た後、出口を閉鎖していました、私が最後の客だったようです。
そのあと満潮時から1時間後まで、参観入場を止めていたようです。
ちょうどこの時間に来た団体観光客は見ることが出来ず帰ったようです。

今日は狙い通りのシーンを撮ることが出来ました。








  1. 2015/09/29(火) 16:52:09|
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三瀧寺

広島市内の三瀧寺に紅葉を見に行ってみました。
市内の北西部、三滝山(宗箇山)の中腹にある真言宗のお寺さんです。
境内から宗箇山の登山道へと続いているのでよく通ります。
市内なのに深山を思わせる静寂な寺域は詫びの趣があります。


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境内に入るとすぐ左に茶店があります。
ここのわらび餅が旨いのですが、今日は紅葉狩り客が多いのでパスします。


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境内は全体が斜面になっています。


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少し登ると茅葺きの休憩所があって、茶席を設けていました。
なかなか良い雰囲気です。


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紅葉も今が盛りのようです。


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参道は必ず鐘楼を通るようになっていますが、鐘を一つ突いて入ってきました。


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多宝塔から見下ろすと素晴らしい紅葉です。


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逆に下から多宝塔を見上げてみます。


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広島市内でもこんな紅葉が見れるんですね。
いつも登山で通る寺院ですし、紅葉の頃にも来たことがあるのですが、
こんなに綺麗なのは初めてです。
今年はあたり年だったかも知れませんね。

京都の寺院と違ってここは境内無料開放です。
駐車場も無料ですが、この日は満車で道中も混み合っていました。
私はバイクで来たのでスイスイと来れました。
自宅から片道5km 15分です。



  1. 2014/11/25(火) 08:16:25|
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嵯峨 宝筐院・二尊院・常寂光寺

山陰本線嵯峨嵐山駅の北口からさらに北へ、奥嵯峨を歩いてみました。


宝筐院

まずは宝筐院を目指します。
嵯峨嵐山駅北口から15分ほど歩くと着きました。

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宝筐院は臨済宗の単立寺院です。
拝観時間前に着いたのですが、呼び鈴で出てきた女性が快く入れてくれました。


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山門からのイメージと違って、境内は意外に広く奥行きもあるようです。
紅葉の名所ですが、青もみじも綺麗です。


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花もいろいろ咲いています、ここでも射干が咲いてました。


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これはヒヨドリでしょうか。




二尊院

宝筐院から西へ15分くらい歩くと二尊院に着きます。
二尊院は小倉山の中腹に広がる天台宗の寺院です。

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この総門は薬医門と呼ばれています。


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総門からは紅葉の馬場と呼ばれる参道が、小倉山に向かう長く緩い上り坂となって伸びています。


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本堂です。


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本堂の辺りは小倉山中腹で標高も高く、嵯峨野が望めます。



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  1. 2014/06/01(日) 05:00:00|
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洛北 蓮華寺

蓮華寺は叡電本線三宅八幡駅近く、R367沿いにあります。
比叡山のふもとの小さな地味なお寺です。
名君といわれた前田綱紀が加賀藩主であったときの家老、今枝近義が祖父重直を弔うためにこの地に造営したとされています。


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かっての鯖街道から狭い参道を数十メートル入ると質素な山門がありました。
この山門は創建当時のものだそうです。


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山門を入ると石畳が庫裏へと続いており、静かな雰囲気です。


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書院から柱越しに見る庭はまるで一幅の絵のようです。


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小さな庭ですが自分だけの世界です、縁先のつくばいに滴る水音が響きます。


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書院の杉戸には鷲が描かれています。


他に拝観者もない薄暗い書院に座っていると、ときおり吹き渡る初夏の爽やかな風が青葉を揺らします。
静けさの中、そのざわめきが新鮮で心が洗われる気がします。


  1. 2014/05/31(土) 08:16:10|
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プロフィール

花咲か爺

Author:花咲か爺
日記帳はいつも最後まで書いたことがなかったし、ウェブログも二度開設したが続かなかった。
三度目のブログにトライで、時折々の雑事を書いて続けられたらよし。
枯れ木も山のにぎわい、花咲か爺が「枯れ木に花を咲かせましょう」。

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